企画展情報

東寺展レビュー 見どころや混雑度、所要時間、感想を徹底解説

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上野・東京国立博物館で開催中の「国宝東寺 ~空海と仏像曼荼羅~」展に行ってきました。

東寺と言えば、イケメンアイドル帝釈天でおなじみの京都の真言密教のお寺ですね。

 

東寺展では帝釈天のみならず“立体曼荼羅”なるものも展示されていて、なかなかに満足度の高い企画展になっていました。

 

この記事では、東寺展の見どころや所要時間、混雑度など、実際に足を運んで感じたことについてお伝えします。

これから行こうと思っている方、迷っている方の参考になれれば幸いです。

 

 

 

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展示構成

 

まずは展示構成をご紹介します。

とはいえ、東寺展の構成はシンプル。

 

第1章 空海と後七日御修法

第2章 真言密教の至宝

第3章 東寺の信仰と歴史

第4章 曼荼羅の世界

 

では、見どころはどこにあるのでしょうか。

次で解説しましょう。

 

 

見どころ 3つのポイント

 

曼荼羅の充実ぶりが半端ない

 

「曼荼羅(まんだら)」とは、仏の世界を図示した絵画などのことを指します。

 

金剛界八十一尊曼荼羅
根津美術館蔵

 

一口に曼荼羅と言っても様々な種類があります。

 

例えば梵字曼荼羅

通常仏が図示されているのが、梵字で表されているものです。

 

敷曼荼羅

掲げるのではなく、カーペット状に敷いて使用します。

 

東寺展では、梵字曼荼羅も敷曼荼羅も見ることができるのです。

そしてあの“立体曼荼羅”も……

 

 

新感覚 “立体曼荼羅”を体感

 

立体曼荼羅とは、曼荼羅の彫刻バージョンのことです。

つまり、仏像を配置することで仏の世界を表現したものなのです。

 

東寺展での立体曼荼羅は、広大なスペースに15体を配置し構成されています。

この立体曼荼羅、どこが新感覚かというと、仏界の中を歩いて回っているような気持になれたのですよね。

 

確かに、仏像を室内に配置して360度から見られるようにした展示は珍しくはありません。

ですが東寺展の展示で新感覚を味わえる重要な理由は、無意味に並べられているわけではなくて曼荼羅なのだということ。

つまり、像たちがつくりだす空間は仏界なのです。

像と像の間を歩くことが仏界歩きを疑似体験しているように感じられるのです。

 

これは新感覚、ぜひ味わっていただきたい不思議な体験ですよ。

 

 

イケメンアイドル“帝釈天像“が上京

 

帝釈天騎象像。

東寺の立体曼荼羅構成員の中でも人気随一の仏像です。

 

イケメン。

そう、彼はイケメンなのです。

 

目が、目がシュッとしていまして、口元も鼻先もなんとも上品、気品が感じられるのです。

仏ガール(もう死語でしょうか)の間では有名なこちらの帝釈天が、遂に上京あそばしました。

 

しかもなんと写真撮影可なのです!

ぜひともパシャリと収めたいところですね。

カメラをお忘れなく。

 

 

鑑賞がおすすめの理由

 

見ごたえのある東寺展。

なぜ見ごたえがあるのかと言うと、密教では美術品に、仏の教えを効果的に表現するという重要な役割を与えているからです。

というのも、密教の教えはなかなか複雑で、文字で解説するよりも図示したり体感したりする方が効果的なのです。

 

もちろんこれは密教に限ったことでは全くなく、例えばヨーロッパのキリスト教美術などもその典型ではありますが、密教は特に図解・体感を重視した宗派でした。

そのため東寺の秘宝も見ごたえがある、というわけです。

 

 

こんな書籍も出版されています

 

目玉の企画展に合わせて、東京美術は「もっと知りたい」シリーズの新刊を出すのですが、今回もやってくれました。

 

 

個人的には、書籍で済ませずに実際に企画展を鑑賞して体感してほしいなと思います。

ですが、どこまで継続的な需要があるか未知数な企画を実現してしまった東京書籍の決断を応援する意味でも、こちらでご紹介しておきます。

 

安心の「もっと知りたい」シリーズらしくきちんと面白く仕上がっているので、さすがは東京書籍ですね。

 

 

所要時間

 

所要時間はそこまで多く見積もらなくてもよいかと思います。

1時間30分あれば充分。

おそらく余るくらいでしょう。

仏具のひとつずつをじっくり見つめるのでなければ、1時間程でもよいくらいです。

 

東寺展だけを目的にして上野に行ってしまうと、もう少し欲しいな、と思ってしまうかもしれませんね。

せっかくなので、常設展のハニワや縄文土器を見てみたり、東京都美術館のクリムト展をハシゴしたり、もしくは谷根千まで足を延ばしてみたりと、プラスαを考えておくのをおすすめします。

 

 

混雑度

 

混雑度はあまり高くありません。

休日昼間に行きましたが、入場制限もありませんでした。

年齢層が高めだったので、土日に偏るということも比較的少ないかもしれません。

 

 

まとめ 宗教美術の真髄が味わえるおすすめ企画展

 

仏の教えを伝えるために美術を用いる。

どうしたら興味を持ってもらえるだろう、きちんと伝えられるだろう。

宗教美術の本質は、この教えを伝えるための創意工夫という点にあります。

 

この意味で、東寺展は宗教美術の本質に立ち返って鑑賞ができるとても良い企画展だと言えるでしょう。

 

 

開催概要

 

東京国立博物館 平成館

2019年3月26日~6月2日

9:30~17:00(金・土曜日は21:00閉館)

月曜日、5月7日休館

公式ホームページ https://toji2019.jp/

当日一般 1,600円

 

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