企画展

ラファエル前派の軌跡展レビュー 行く前に知っておきたい気になる情報まとめ

投稿日:

 

三菱一号館美術館で開催中の「ラファエル前派の軌跡展」に行ってきました。

美しい作品の数々で構成された甘美な空間。

作品の魅力にうっとりと酔いしれることができる企画展でした。

 

この記事では、ラファエル前派の軌跡展に実際に行って覚えた率直な感想をお伝えしています。

見どころ、持ち物、混雑具合などなどを正直に書いています。

行く前にぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

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展示構成

 

まずは展示構成を把握しておきましょう。

 

第1章 ターナーとラスキン

第2章 ラファエル前派

第3章 ラファエル前派周縁

第4章 バーン=ジョーンズ

第5章 ウィリアム・モリスと装飾芸術

 

バーン=ジョーンズウィリアム・モリスらの名前が具体的に挙がっていますが、実際に見た印象ではダンテ・ゲイブリエル・ロセッティジョン・エヴァレット・ミレイらの存在感もしっかりとありました。

ラファエル前派の主要人物を網羅しつつも、関係する周辺人物らの作品も紹介しており、幅広く「ラファエル前派」を堪能できる構成になっています。

 

1853年
ジョン・エヴァレット・ミレイ

 

 

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こんな人におすすめ

 

おすすめするのは

「ラファエル前派についてよく知らないから、本物を見て感覚的に捉えたい」

「とにかく美しい作品が見られれば幸せ」

という方です。

 

逆に

「よく書籍で見るラファエル前派の代表作の本物が見られるかも?」

という期待をして行くとハズれます。

そんなに有名な作品がたくさん来ているわけではありません。

 

たとえばこんな作品。

 

ジョン・エヴァレット・ミレイ
オフィーリア

 

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
プロセルピナ

 

ラファエル前派を語るには欠かせない作品たちですが、残念ながらこの企画展ではお目にかかれません。

ただ、ロセッティバーン=ジョーンズなど有名人の作品は多く展示されており、どれも質の良い作品たちなので、期待の方向を間違えなければ楽しめるはずです。

 

 

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見どころはココ!

 

ラファエル前派の、油画に限らない幅広い作品群

 

点数は目録によると147点にものぼります。

素描、水彩画、油画、そして家具まで、幅広く展示してあります。

 

たとえば、批評家として有名なジョン・ラスキンの描いた絵画作品。

 

1849年
ジョン・ラスキン
モンブランの雪

 

書籍ではラスキンの絵画作品はそう載っていませんが、ここではたくさん見られます。

 

 

4人の作品を重点的に展示

 

ジョン・ラスキン

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ

バーン=ジョーンズ

ウィリアム・モリス

 

ラファエル前派というグループを語るためには決して欠かせない人物たちです。

ラファエル前派の軌跡展では、彼らの作品をたっぷりと見ることができます。

 

特にロセッティのパステル画はイチオシ!

あの甘美なやわらかな魅力が、有名な油画よりもストレートに味わえます。

ぜひ本物見ていただき質感を楽しんでほしいところです。

 

1875-1878年
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
祝福されし乙女

 

 

展示空間にこだわっている

 

三菱一号館美術館の展示室はレトロな雰囲気です。

室内の暖炉や淡いベージュの壁面。

落ち着きがあってクラシカルでおしゃれです。

 

ラファエル前派の軌跡展の展示方法は、このおしゃれな空間に更にひと工夫加える形になっています。

 

たとえば第2章。

室内にコバルトブルーのパネルが仕切りとして立てられているのですが、そこに金縁の額にはめられた美しい作品が掲げられているのです。

別室では、壁に真紅のパネルを付けて、そこに作品が展示されているところもありました。

 

どうしたら作品の良さを際立たせられるだろうか。

そんな工夫が感じられる展示空間でした。

 

 

私が最も好きだと思った作品

 

ロセッティバーン=ジョーンズミレイなどなど。

有名人の名作たちがひしめく空間ですが、私のイチオシはこちら。

 

1864-1865年頃
フレデリック・レイトン
母と子(サクランボ)

 

母親と少女の肌の質感がたまりません!

サクランボの赤や淡い白とピンクの衣装もポイント。

ため息が出るほど美しい一作です。

 

 

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訪れる前に気になること

 

さてではラファエル前派の軌跡展に行ってみよう、と思っていただけたとしたら、所要時間や混雑度、何を持っていくかが気になりますよね。

以下、私のおすすめをお伝えします。

 

 

所要時間

 

お時間は1時間半ほど見積もるのがよいかと思います。

 

作品点数147。

1時間でも見られなくはありませんが、少々駆け足になってしまいます。

じっくりと見たければ2時間あると安心ですが、2時間半は必要ないかと。

 

ということで、1時間半がベストです。

 

1830年
ウィリアム・ターナー
カレの砂浜

 

混雑度

 

公開初期の平日午後に行ったので、混雑度は低めでした。

気になる作品の正面に立って、時間をかけてじっと見つめるのも可能です。

 

会期後半は多少混雑するかもしれませんが、それでも許容範囲に収まるのではないかなと予想しています。

 

とはいえ、できるだけ早めに行くに越したことはありません

金曜日などは夜も遅くまで開館しているので、お仕事帰りにふらりと訪れてみてはいかがでしょう。

 

1861-1862年
アーサー・ヒューズ
リュートのひび(不和の兆し)

 

ぜひ持参したいアイテム

 

カメラは必須!

 

絶対に展示室に持ち込むべきものの1つはカメラです。

もちろんスマートフォンのカメラでも構いません。

 

理由は第2章にあります。

なんと第2章のお部屋は全て撮影可とされているのです!

日本の美術館にしてはかなり珍しい貴重なことですよね。

 

第2章では、ミレイ、ロセッティ、ホルマン・ハントらの作品がひしめいています。

記念にパシャリとしたいので、カメラをお忘れなく。

 

 

できれば単眼鏡

 

もし単眼鏡をお持ちでしたら必ず持っていきましょう。

ラファエル前派の作品たちは繊細で細密

単眼鏡を使って拡大し、細部まで堪能できるとベストです。

 

ただし、お持ちでなければ、わざわざこのために購入するところまでは必要ないかなとは思います。

近づいて見られるので、無くてもそこそこ楽しめます。

 

1863-1864年
モリス商会
シンデレラ

 

 

その他

 

ラファエル前派の軌跡展に限らず美術館に持っていきたいアイテムについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

 

 

この記事内では、100円玉や鉛筆などをセットにした「美術館セット」をご提案しています。

美術館セットを用意しておくと非常に便利なので、ご参考までにリンクを貼っておきますね。

 

 

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そうは言っても予習をしたいなら

 

前述したように、ラファエル前派の軌跡展は、ラファエル前派の代表作を展示しているわけではありません。

なので、ガチガチと予習をしておく必要はないと思います。

とはいえ予備知識があった方がより楽しめるのは事実ではあるでしょう。

 

このサイトにある記事では、こちらがラファエル前派についての解説になっています。

 

 

概要を図版多めに解説していて、概要がイメージできるようになります。

 

 

もし書籍の購入まで考えられるのであれば、こちらがおすすめです。

 

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安定の「もっと知りたい」シリーズですね。

この企画展に合わせているのか、2019年3月22日発行。

ラファエル前派の全体像が、多くの図版とやさしい解説で把握できる一冊です。

※ 2019年3月22日に発売なので、それまでは一般の書店等では購入できません

  ですが美術館の売店では購入できました

 

ラファエル前派についてのおすすめ書籍としてはもう一冊あります。

 

 

小さめのサイズの本ですが、ギュッと解説が詰まっています。

もし解説が詳しい方がいいのであれば、こちらの方が深掘りできて満足できるでしょう。

 

 

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まとめ 気軽に楽しみに行ってみませんか

 

東京駅からすぐの好立地、金曜日の夜間開館もあって訪れやすい条件が整っています。

予習も必須ではないので、気軽にふらりと楽しみに行くのがよいのではないでしょうか。

美しさを感じるだけでも充分な企画展ですよ。

 

 

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開催概要

 

ラファエル前派の軌跡展

 

2019年3月14日~6月9日

10時~18時開館

(祝日を除く金曜日、第2水曜日、6月3日~~7日は21時まで)

月曜日休館

入館料 1,700円

(第2水曜日17時以降は女性1,000円)

三菱一号館美術館

東京都千代田区丸の内2-6-2

JR 東京駅徒歩5分

JR・有楽町線 有楽町駅 徒歩6分

都営三田線 日比谷駅 徒歩3分

千代田線 二重橋前駅 徒歩3分

丸の内線 東京駅 徒歩6分

公式ホームページ https://mimt.jp/ppr/

 

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