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松方コレクション展【絶対におすすめ】混雑、所要時間、見どころレポ

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東京上野・国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション展」に行ってきました。

 

量、質ともに凄まじいボリューム感は圧倒的。

口をあんぐり開けて見ていたのでしょう、会場を後にするときは口が乾いてカラカラでした。

 

以下、松方コレクション展のレポートです。

絶対におすすめできる必見の企画展なので、参考にしていただければ嬉しい限りです。

 

 

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松方コレクションとは

 

まずは、そもそも「松方コレクション」とは何か、をざっくりご紹介します。

 

松方コレクションとは、川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)の社長・松方幸次郎(1866~1950年)が収集した美術作品コレクションです。

松方は日本の芸術家や人々のために美術館をつくるという目標のもと、ロンドン、パリなどで美術品を買いに買って買いまくりました。

収集された作品の数は1万点規模とも言われます。

 

世界大戦や政治事情、火災などに翻弄された作品たちは、1959年に新設された国立西洋美術館に収蔵されることになりました。

松方の念願かなって、コレクションは国立西洋美術館の礎となったのです。

 

 

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展示構成

 

松方コレクション展は8章+プロローグ、エピローグの計10章から構成されています。

展示されている作品点数は約160点。

数としては突出して多いわけではありませんが、大作・名作のオンパレードなので数字以上のボリューム感が味わえます。

 

構成は以下の通り。

 

プロローグ

Ⅰ ロンドン 1916-1918

Ⅱ 第一次世界大戦と松方コレクション

Ⅲ 海と船

Ⅳ ベネディットとロダン

Ⅴ パリ 1921-1922

Ⅵ ハンセン・コレクションの獲得

Ⅶ 北方への旅

Ⅷ 第二次世界大戦と松方コレクション

エピローグ

 

 

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見どころ

 

圧巻の松方コレクション展。

「○○コレクション展」にありがちなバラバラ感やぼんやり感、ストーリーの欠如、作品の物足りなさは全くありません。

ここでは見どころを具体的に2点に絞ってご紹介します。

 

鑑賞しごたえ抜群の作品群

巨匠がずらり。

巨大絵画がずらり。

 

モネの大きな睡蓮があると思えばロセッティがさりげなく出現。

荒波を描いた絵画の迫力に圧倒されているとロダンの彫刻が現れ、なんじゃなんじゃと歩いていくとセザンヌの水彩!

 

繰り出されるヘビー級ボクサーの全力連打に完全ノックアウト。

でも終了のゴングはちっとも鳴らないのでフラフラと立ち上がりさまよい歩き、連打を浴び続ける。

 

これが松方コレクション展です!

恐ろしや……

 

それにしても、どうしてこんなにも凄まじい見ごたえあるコレクションができたのか。

その理由は松方幸次郎の収集目的にあるのではと思います。

 

松方幸次郎は「芸術家や人々のための美術館をつくる」という目的で美術品を収集しました。

美術館の役割は作品の保存や研究など幅広くありますが、広く一般に作品を公開するという使命も重要です。

 

人々が見る。

この前提に立ったコレクションだからこそ、これほどまでに圧倒的な見ごたえを誇る展示になったのではないでしょうか。

 

コレクション自体のストーリー性

個々の作品の力もさることながら、「松方コレクション」という作品群自体がひとつの作品になるような展示の構成も見どころのひとつです。

 

実業家・松方幸次郎がロンドンで収集を始め、キュレーターらと提携しながら作品を買いまくり、コレクターとして名を馳せていく。

爽快にすら感じるコレクション形成の臨場感はビリビリと伝わってきます。

 

加えて、政治情勢に翻弄される様子や、戦争の特需で得た資金で戦争を題材にした作品を購入するという複雑さの解説によって、ストーリーは一層奥深いものになっています

展示の妙も松方コレクション展の外せない魅力のひとつです。

 

 

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混雑状況

 

会期半ばの平日昼頃に行ったところ、そこそこ混雑していました。

人気作品の前には二重三重に人だかりができています。

 

とはいえ大きな作品が多く遠くからでも見やすいので、そこまでストレスは感じません。

今回はチケット待ちが5分ほどで、入場制限がかけられていなかったのも幸いでした。

 

今後は混雑が予想されますが、会場内に入れさえすれば混雑はそこまで気にならないと思います

 

問題になるとすると、チケット購入のために屋外で長時間待たされるケース。

暑い季節になるので辛いと思います。

日傘と飲み物は用意した方がいいでしょう。

 

事前にチケットを購入するのも有効な対策ですね。

 

 

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所要時間

 

2時間でもちょっと物足りないくらいです。

2時間半ほしいですね。

2時間を切ると結構厳しいかと思われます。

ガッツを入れて3時間確保してもよいかもしれません。

 

ただ、会期が終わりそうで見そびれそう!でもそんなに時間はない!

というなら1時間でも諦めないでともかく行ってみることをおすすめします

 

 

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予習方法

 

松方コレクション展開催に合わせてムック本が発行されたり雑誌で特集されたりしています。

例えばこちらのムックは予習になります。

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ただ、特定の画家に絞っているわけではないので、どうしても広く浅くの予習になるかとは思います。

モネ、ルノワールからセザンヌ、マネ、藤田、ブリューゲル……

深掘りしようとするとキリがありません。

 

もし特に事前に知っておいた方がよいジャンルを挙げるとすれば、ラファエル前派と印象派あたりです。

近代西洋美術を中心に展示しており、特にロンドンとパリでの収集作品は1章ずつ割り当てられています。

ロンドンではロンドンらしくラファエル前派、パリではパリらしく印象派の作品が多めになっているので、押さえるとしたらこの2つくらいかと。

 

ラファエル前派と印象派についてのおすすめの記事と書籍を貼っておきますね。

ラファエル前派 19世紀末の英国で活動した、真実の姿を追求した画家たち

 

印象派とは?今さら聞けない単純な疑問に、分かりやすく簡単にお答えします

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まとめ 最高の作品と最高の展示

 

作品自体も展示の方法も極めてハイレベル。

見逃す手立てはありません。

どれだけ混んでも忙しくても行く価値があるはずです。

 

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました♪

 

 

開催概要

 

国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展

THE MATSUKATA COLLECTION: A One-Hundred-Year Odyssey

2019年6月11日~9月23日

国立西洋美術館

東京都台東区上野公園7-7

JR上野駅より徒歩1分

京成電鉄京成上野駅より徒歩7分

東京メトロ銀雑線、日比谷線上野駅より徒歩8分

 

開館時間 9:30~17:30(金・土曜日は21:00まで)

休館日 毎週月曜日(祝日は開館)

当日一般観覧料 1,600円

公式ホームページ https://artexhibition.jp/matsukata2019/

 

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