木版画

小原古邨 明治の美しき花鳥木版画絵師、遂に待望のブームが到来か!?

更新日:

 

小原古邨とは、明治に人気を博した木版画絵師です。

作品が多く海外へ輸出されたこともあり、日本ではあまり、というかほとんど名が知られていませんでした

 

長い間日本では無名だった古邨ですが、私にとっては大好きな絵師のひとりです。

 

そんな古邨ですが、平成も終わろうとしている今、遂にブームの兆しが見えています。

 

 

来る。

きっと来る。

 

 

今回は、小原古邨ブームの動向について、ファンのひとりの目線から書いていこうと思います。

 

なお、小原古邨についてはこちらの記事で解説しています。

 

 

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出会いと画集

 

私が小原古邨(おはら こそん)の名を知ったのがいつだったか、不思議なことになぜか記憶にありません。

きっかけも覚えていません。

 

そう昔のことではなく、2015年くらいの話だったような気がします。

 

月に雁

 

 

当時、古邨は日本ではほとんど無名でした。

木版画仲間のうち古邨の名を知っていたのは、私の他にはポーランド人の友人ただ1人だけでした。

 

古邨の画集は地球上でたった1種類しかなく、オランダで出版された英語の超高級図書のみ。

歴史の中に埋もれてしまっていたわけです。

 

ちなみに私はその地球上で唯一存在している古邨の画集を、Amazon.comでアメリカ合衆国から輸入し手に入れました。

お値段なんと135ドル、日本円にして15,000円ほど。

 

元来画集は好きでしばしば購入していたのですが、高くてもせいぜい3,000円前後。

古邨の画集購入は、悩みに悩み、夢の中でさえ悩みぬいた末の決断でした。

 

購入ボタンを押したときは、手が震えましたよ……本当に。

 

それがこちら。

今では日本のAmazon(Amazon.co.jp)でも扱っているみたいですね。

 


手元に届いた時は、その高級感と素晴らしさに畏怖すらしました。

尊いものに対し、人は恐れを感じるのだなあ、と初めて実感したのでした。

 

浪に燕

 

 

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布教の失敗

 

画集を手に入れた私は、友人知人にもこの素敵な作品たちを知ってほしくなりました

そこで、小原古邨の名を口に出して回り、画集を手に入れたことを話して歩いたのですが、皆の反応はいまひとつ

 

なにせ他の人は名前すら知りませんからね。

 

スマートフォンの小さな画面を見せてもその繊細さは伝わりません。

ましてや画集を購入した事実だけでは共感なんてしてやくれません。

ただの道楽自慢です。

 

画集本体を見せて歩けばよいのかもしれませんでしたが、あまり外に持ち出して傷をつけたくないという貧乏根性が邪魔をして叶いません。

 

布教の試みはあっけなく失敗に終わりました。

 

猫と提灯

 

 

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兆し

 

つい最近まで、小原古邨の存在感などそんなものでした。

 

海外のマニアが名前を知っている、かもしれないね、くらい。

 

その風向きが変わったのを感じたのは、2018年の夏頃のことです。

木版画の聖地、東京原宿にあるあの太田記念美術館(http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/)で、小原古邨の企画展が実施されると知ったのです。

 

喜びとともに驚き疑いました。

本当に?太田記念美術館で?

 

キツネにつままれたような気持ちです。

 

しかし奇妙な現実は続きます。

 

それはぷらりと立ち寄った池袋ジュンク堂の雑誌コーナーで。

『版画芸術 2018年秋号』の特集が小原古邨であるのを発見したのです!

 

おそらく、古邨の特集が組まれるなど、2007年の版画芸術(第135号)以来ではなかろうか。

これは。

 

これは来るんじゃないか?

 

古邨ブームが、来るんじゃないですか……?

 

 

胸の内で何かが燃え上がるのを感じました

 

 

更に先日には、あの日曜美術館(http://www4.nhk.or.jp/nichibi/)でも特集がされ。

(10月14日に再放送があります!)

 

しかも茅ヶ崎市美術館(http://www.chigasaki-museum.jp/)では既にひっそり企画展が催されている模様。

 

【2018年11月24日追記】

茅ヶ崎、行ってきました。

写真と実物だと、受ける印象がやっぱり全然違いますね。

もう終わってしまいましたが、実物を見た感想も書いてあるのでリンクをはっておきますね。

 

なんだ、これは。

いったいどうなっているというのだ。

 

にわかに来たる、信じられないほどの小原古邨。

 

 

ブームとは、予告もなしに、でも歩調を合わせて一斉に巻き起こるものなのだなあ。

などと落ち着き払って感心しているようで、内心はもうワクワクどきどきバクバクです。

 

 

雑誌の特集。

企画展開催。

テレビで放映。

 

 

そうなると……

 

画集、出ないかなぁ~?????

 

と期待しちゃいますね。

 

しかも日本語で書いてあると嬉しいな~、なんて贅沢思っちゃいますね。

 

 

 

そんな我儘な願いが遂に叶う時が来ようとしています。

 

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世界で2点目の画集発売

 

2018年10月12日。

ようやっと、本邦初の小原古邨の画集(日本語)が発売されるのです!!!


万歳!

 

万歳!

 

万歳!

 

万歳!

 

万歳!!!!!!

 

感極まって全身が震えています。

 

しかもお値段2,160円!

ありがたいことに庶民版です。

 

私のような新参ファンでもこの嬉しさなので、古参の先輩方にとってはいかほどでしょう。

想像がつきませんね。

 

紫陽花に雀

 

 

【2018年10月12日追記】

甘かった。

発売日の今日まで予約をしていなかった私が甘かった。

 

今日のAmazonでは既に

「通常1~2か月以内に発送します」

となってしまっています。

 

楽天ブックスやhontoなら在庫あるかも、と思ってそれらサイトで検索をかけたのですが、検索結果はゼロ……

でもAmazonでは発売日10月12日って書いてあるし、どういうことだろう。

 

何か情報が載っているかな、と出版元の青月社のホームページ(http://www.seigetsusha.co.jp/index.html)を見てみたら、トップページで謎が解けました。

 

下記太字は、青月社公式サイトトップページの更新情報引用です。

 

新刊『小さな命のきらめく瞬間 小原古邨の小宇宙(ミクロコスモス)のお取り扱い状況につきまして

  《 中略 》

10月11日 茅ヶ崎市美術館ショップにて先行発売

10月12日 Amazonにて取り扱い開始

10月第3週~ 全国書店店頭にて取り扱い開始予定

 

おぅ……

先行販売のAmazonで品切れになっていて、他店舗ではまだ取り扱いしていないから、こうなっているわけですね。

 

10月第3週の後半には状況が改善されると思われます、とも書いてあったので、あと1週間くらい待てば……くぅ。

 

しょんぼり。

 

【2018年10月18日追記】

ミクロコスモス、手に入りましたか?

私はまだです!

どの書店も品切れです!

仕方ないので待っています。

 

さて、そんな芳しくない状況ではありますが、先ほど「版画芸術 2018年秋号」を読んでましたら……

12ページ目の下段、最後の方にですね、

「なお、9月からは茅ケ崎市美術館で同コレクションの展示が開催され、11月には小社より300点もの作品を収録した『小原古邨木版画集』を刊行予定である。」

と書いてあったんですよ……

 

11月には小社より300点もの作品を収録した『小原古邨木版画集』を刊行予定である

 

11月には小社より300点もの作品を収録した『小原古邨木版画集』を刊行予定である

 

11月には小社より300点もの作品を収録した『小原古邨木版画集』を刊行予定である

 

!!!!!!!

 

まだ阿部出版さんの公式サイト等にも載っていないのですが、もし本当だとしたらえらいことですよ。

本当かな?

デマじゃないかな?

ドキドキハラハラしながら動向を見守るしかありません。

ひゃー!

 

【2018年11月24日追記】

阿部出版さん、画集、出るんですか……?

気配が全くありません。

もう少し様子を見ます。しょぼん。

 

【2019年1月5日追記】

阿部出版さん!

やってくれました!

 

遂に古邨の画集発売です。

 

……

……

 

ちょっと、お高めではありますね。

 

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2018年から始まる古邨ブーム

 

そんなわけで、美術ファンのみなさま。

2019年の冬も小原古邨に注目ですよ!

 

踊る狐

 

 

ゆっくりかもしれませんが、私もこれから紹介記事や画集、企画展のレビューを書いていくので、ご高覧いただければ幸いです。

 

もっとも、小原古邨の名前を覚えてくだされば十分幸せですけどね。

 

 

さて、明後日の画集を店頭で買うか、Amazonで予約した方が確実か、迷いながら本日はお暇しますね。

 

 

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました♪

 

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