企画展

information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美展レビュー

投稿日:

 

 

六本木・サントリー美術館で開催中の「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」展に行ってきました。

作品点数を22点に絞りながらも、1点ずつを細やかに展示することで濃密に楽しませてくれていました。

行こうか迷っている方にはぜひ強くおすすめしたい、イチオシ企画展です。

 

この記事では、混雑度や所要時間、どこが面白いのか等について、実際に行って感じたことをもとにご紹介します。

辛口レビューも書く筆者ですが、素直に面白いと思えた企画展ですので、ぜひご覧いただけると嬉しい限りです♪

 

 

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展示構成

 

この企画展は珍しい構成になっています。

珍しいのは、「inspiration(黒)」「information(白)」の2つのエリアに分かれているところ。

両エリアの間に作品が置かれていて、1つの作品を各エリアから、つまり2方向から鑑賞します。

黒と白のエリアの間には壁があり、違うエリアの空間を見ることはできません。

こうすることで、全22点を44の切り口から楽しむことができるのです。

 

 

 

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混雑状況

 

休日の午後に行きましたが、そこまで混雑はしていませんでした

1点の作品に人だかりができ、という状況ではありません。

ですが、面白い企画展なので、評判が良くなって混雑する可能性は十分考えられます。

展示方法は大混雑にはあまり向かない形式をとっているため、混雑しないうちに早めに行くことを強くおすすめします

 

 

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所要時間

 

点数22点。

あまり多くはありませんので、所要時間も短めです。

あまり混雑していない状態であれば1時間ほど見積もれば充分でしょう。

鑑賞後、徒歩で行ける国立新美術館のウィーン・モダン展にも行けてしまうくらいです。

 

 

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どこが面白いのか

 

この企画展の肝は2つの異なった切り口から1つの作品を鑑賞する点にあるでしょう。

inspiration(右脳)とinformation(左脳)という2つの視点から見られるようになっているのです。

 

難解な鑑賞を強いられるわけではありません。

単純に、解説を一切見ないで鑑賞するエリアと、詳細な解説付きで鑑賞するエリアに分かれているだけです。

ですがこの区分けがしっかりと確立されているため、自然と2つの違った見方ができるようになっています。

 

区分けがはっきりすることで、特に解説の無いエリアでの鑑賞が引き立つことになります。

解説の無いエリアでは作品に対する説明は一切ありません。

分解された状態を観察したり模型に触ったりながら、作品そのものの面白さを楽しむことができるようになるのです。

 

これは一体、何なのか。

どんな用途があるのだろうか。

 

ラベリングの無い作品の姿は、私達がつい考えてしまう「これはどんなもの?」という疑問を取り払い、純粋に作品を楽しませてくれます。

これがこの企画展の醍醐味と言えるでしょう。

 

 

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おすすめのルート

 

解説の無い黒エリア解説付きの白エリアに分かれた構成の展示は、どのような順番で鑑賞するのがよいでしょうか。

美術館側としては、黒→白白→黒の両ルートのどちらでも、あるいは片方だけでもOKですよという姿勢を示しています。

 

ですが、敢えて言いましょう。

 

おすすめは黒→白→黒です!

禁止はされていないはず……

 

まずは解説抜きで、素直な気持ちで作品を鑑賞。

次に解説を読みながら鑑賞して、あらまあびっくり。

そして、解説を頭に置きながら、再び解説無しで作品そのものに接する。

 

ズバリこれがおすすめです。

 

 

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佐藤オオキ氏とは

 

一般的な美術館の展示とはかなり違う手法を採用しているこの企画展にはキーパーソンがいます。

それが佐藤オオキ氏というデザイナー。

この展示をプロデュースした人物です。

 

佐藤氏は、日本に限らず世界で活躍している人物。

もともとは早稲田大学理工学部で建築学部で学んでいたので、美術史を終了している「一般的な美術館学芸員」とそもそもの出発点が違うのですね。

 

佐藤氏が世界からどれくらい注目されているかは、経歴をご覧いただければ一瞬で分かります。

佐藤氏が代表を務めるデザインオフィスnendoの公式ホームページに掲載されている、佐藤氏のプロフィールです。

http://www.nendo.jp/jp/biography/

大量の賞をかっさらっていますね。

 

佐藤氏の発想がこの企画展に繋がっていると分かるのが、同じくnendo公式ホームページのコンセプト解説ページ。

http://www.nendo.jp/jp/concep/

簡単にまとめると

日常にひそんでいて気づかれなかったり、気づかれても受け流されてしまうような面白さを引き出す、というようなコンセプトを大切にしている

と書いてあります。

まさにこの発想が、今回の企画展を生んだのですね。

 

 

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まとめ 左脳も右脳も両方使って楽しもう

 

Information or inspiration?

同じ作品でも展示の仕方を変えるとここまで印象が違うのか、と驚かされる企画展です。

左脳も右脳も両方使って、作品の魅力を堪能してみませんか。

 

 

開催概要

 

Information or inspiration?

左脳と右脳でたのしむ日本の美

 

サントリー美術館

六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階

都営地下鉄大江戸線六本木駅・東京メトロ日比谷線六本木駅より直結

東京メトロ千代田線乃木坂駅より徒歩約3分

2019年4月27日から6月2日

一般当日券 1,300円(公式ホームページに割引券あり!)

公式ホームページ https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_2/

 

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