制作のコツ

木版画のおすすめ絵の具 初めてでも簡単低予算で摺るための選び方

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絵の具選び、難しいですよね。

どんな絵の具のどの銘柄を、何色そろえればよいのか、楽しいものの迷ってしまうところです。

 

この記事では、木版画を長年制作してきた筆者が、初めてでも満足できる絵の具の選び方をご紹介します。

使えない絵の具、あると便利な色など、ポイントを抑えて後悔ない選択をいたしましょう!

 

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木版画に適した絵の具の種類

絵の具の種類、たくさんありますよね。

油絵具、アクリル絵具、水彩絵具……

便利な21世紀、木版画用の絵の具なるものも存在します。

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では木版画に向いている・向いていない絵の具はどんなものがあるでしょうか?

6種類ご紹介しますね。

 

使ってはいけないNG絵の具

油絵具・アクリル絵具

油絵具、アクリル絵具は使えません。

この2種類はなんとなく想像がつくでしょうか。

絵の具の方が紙より強すぎてボロボロになってしまいますね。

 

日本画用岩絵具

意外なのは日本画用の岩絵の具かもしれません。

NG理由は、岩絵の具は粒子が大きすぎるということ。

木版画はバレンでゴシゴシ摺りますよね。

そうすると、粒子が大きいと版木も紙も傷むのです。

 

一生懸命ヤスリがけをしていると想像してください。

ゾッとします。

 

和紙に染み込みづらく定着も悪いので、メリット無し。

やめましょう。

 

墨汁

墨汁は薄すぎます。

水分量が多すぎるので、紙の含水率が高くなりすぎるのが致命的ですね。

紙は含水率によって伸び縮みするという特徴があります。

紙が伸び縮みすると、多色摺りの場合は各色版の色ののる場所が変わってしまうので、摺り上りがズレる原因になります。

 

墨汁も、ダメ、絶対。

 

使えるけれどおすすめ度が低い絵の具

版画専用絵の具は使えるけれどおすすめ度の低い絵の具です。

 

発色等は悪くはないのですが、問題は色数

色数が少ないのです。

最初は問題ないかもしれませんが、あまりに少ないので後々高確率で物足りなさを感じるでしょう。

 

版画専用絵の具しか使えないわけではないので、こだわる必要もないかと思います。

 

おすすめの絵の具

透明水彩絵具がベストです。

特にホルベインはおすすめで、私もいつも使っています。

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発色、耐久性等々申し分ない上に、色数も豊富。

お値段はそこそこ張りますが、絵の具は出来栄えを左右するので必要以上にケチるべきところではありません。

ホルベイン透明水彩があれば後悔はしないはずです。

ここは頑張りどころです。

 

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最低限この色があれば何とかなる

ホルベイン透明水彩を例にお話ししますね。

 

ホルベインは、非常にありがたいことに色数が多いんです。

ですが多すぎて、どの色が必要なのか迷うのもあるあるです。

色数が多い方が楽しいとはいえ、最初からたくさん揃える必要もありません。

 

では最低限必要な色とはどれでしょうか。

 

混色を想定して選ぶと楽しさが何倍にも

イメージの色がガチっと決まっているとしても、混色しやすい色を選んでおくのをおすすめします。

というのも、木版画の面白味のひとつには色違いが簡単にできるということがあるからです。

 

例えばこちら、大御所・吉田博の作品を拝借します。

スフィンクス

 

スフィンクス(夜)

 

同じ版木でここまで違う作風が表現できるのです。

ね、面白いでしょう。

せっかくだから色違いも楽しんでみませんか?

 

三原色+αを揃える

では混色しやすい絵の具とは何でしょう。

答えは三原色+黒・白の5色です。

極端な話、これさえあれば何とかなります。

 

もっとたくさん色を揃えるにしても、原理的には赤・青・黄の3色があれば全ての色ができるはずですから、三原色は用意して損はありません。

白と黒はあると作業がだいぶ早くなるので、できれば大チューブで欲しいところです。

あとは人物が主役なら肌色もあるといいかもしれませんが、迷ったら用意するくらいの感覚でOK。

 

3色だけで混色が難しいと感じるなら『大人の水彩画塾(三原色を極める)』という参考書を手元に置いておくと便利です。

三原色だけで水彩画を見事に完成させる秘訣が書いてあって、いつも勉強させていただいてます。

むやみに絵の具の色数を増やすより、この参考書を手元に置いた方がコスパはいいのでは?というくらい使える1冊なので、どうぞご検討を。

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どこで買えるのか

ホルベイン透明水彩ならどこででも買えると言っても過言ではありません。

 

 

 

 

メルカリにも結構出ていますね。

中古でもよければメルカリはおすすめです。

運が良ければ新品が格安で手に入りますよ。

 

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まとめ はじめチョロチョロ、なかパッパ

こだわり始めると沼にはまってしまうのが絵の具の世界。

初めからあれもこれもと広げるよりも、ベースを組んでそこから拡張していくのがおすすめのスタイルです。

ポイントを押さえて後悔のない選択をしましょうね。

 

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